リボ払い、キャッシング、キャッシングリボ。
どれも聞いたことはあるけどその方法や注意点を詳しく知らないと、いざ使いたいと思ってもどの方法が自分に向いているのかわかりませんよね。
ここでは、リボ払い、キャッシング、そしてキャッシングリボの違いを解説。
「キャッシングリボって、何か気を付けないといけないことあるの?」
など、キャッシングの返済方法の変更やキャッシングリボの使い方で迷っている方にも参考になりますので、是非ここで確認しておきましょう。
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2021.08.14 更新
リボ払い、キャッシング、キャッシングリボ。
どれも聞いたことはあるけどその方法や注意点を詳しく知らないと、いざ使いたいと思ってもどの方法が自分に向いているのかわかりませんよね。
ここでは、リボ払い、キャッシング、そしてキャッシングリボの違いを解説。
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目次
リボ払い、キャッシング、キャッシングリボには、どのような違いがあるのでしょうか。
詳しく説明していきます。
リボ払いは、クレジットカードで買い物をした際の利用額を、5,000円、1万円など毎月一定額で返済していく支払方法です。
リボ払いの利用は、計画的に使える人、早い段階で繰り上げ返済ができる人が向いています。
■リボ払いのメリット
・自分で設定額を決めるため毎月無理なく支払える
・支出計画が立てやすい
・カード会社の特典がある
■リボ払いのデメリット
・手数料率がかかる(目安:年利15%)
・設定額が低いと返済が長期化する
・自動引き落としが多く手数料や残高が把握しづらい
クレジットカードが持つ機能の1つで、お金を借り入れることです。
翌月一括払いが基本なので、翌月に返済できる見通しが必ずあるときに利用しましょう。
■キャッシングのメリット
・必要なときにATMで現金を下ろせる
・使い道が自由
・条件によって無利息の場合もある
■キャッシングのデメリット
・原則、翌月一括払い
ATMなどでキャッシング(借り入れ)した分を、毎月一定額で複数回に分けて返済していく方法です。
「今すぐ現金が必要で、少しづつ返済したい」というケースでは有効な支払い方法です。
■キャッシングリボのメリット
・生活に無理のない額に設定できる
・一時的ではあるもののまとまったお金が手に入る
■キャッシングリボのデメリット
・キャッシングしている感覚が麻痺しがち
・利息額を把握しづらい
キャッシングには、総量規制の上限額と利用限度額という2つの限度額があります。
キャッシング機能付きクレジットカードを持っていれば無制限に借入ができるわけではありませんので注意が必要です。
《総量規制の限度額》
総量規制とは、消費者金融やクレジットカード会社など貸金業者による借入で返済不能になるのを防ぐために施行されたものです。貸金業者には年収の3分の1を超える貸し付けを法律で禁じています。
つまり私たちは、年収の3分の1以上のお金を借りることはできません。
《利用限度額》
利用限度額とは、クレジットカードを利用できる限度額です。本人の収入や職業、信用情報を考慮して、カード入会時などに設定されます。
クレジットカードは入会した時の契約書にもあるように、用途によってそれぞれ限度額が定められています。
・利用限度額:ショッピング・キャッシングなどカードが利用できる総額
・ショッピング総利用可能枠:ショッピングで使える総額
・ショッピング割賦枠:ボーナス払い、分割払い、リボ払いができる総額
・キャッシング利用可能枠:キャッシングが利用できる可能額
※カード会社によって名称が多少異なる場合があります。
注意したいのは、「利用限度額」を超えてカードは利用できない点です。
例えば
利用限度額 | 30万円 |
---|---|
ショッピング総利用可能枠 (ショッピング割賦枠) |
30万円 (10万円) |
キャッシング利用可能額 | 10万円 |
確認方法は、カード会社に電話、WEBで紹介などで簡単に確認できます。もしご自身の限度額がわからない場合は、一度確認してみてはいかがでしょうか?
ここまで読んできた人の中には、キャッシングの返済をリボ払いに変更しようかどうか迷っている方もいると思います。
ここでは、変更方法や手続き上の注意点をご説明します。
変更手続きは、インターネットで登録するだけです。
契約しているカード会社の公式ホームページにログインし、サービスメニュー画面で登録しましょう。
登録を変更する際には、締切日に注意を払う必要があります。
キャッシングをした翌日以降の早い段階で変更手続きを行えば、初回の支払いは
・キャッシング1回払いの手数料
・キャッシングリボ払いの元金
・キャッシングリボ払いの利息
が請求されます。
一方で、登録締切日間近に変更手続きを行うと、初回の支払いは、キャッシング1回払いの手数料(利息)だけが請求され、キャッシングリボ払いの元金や手数料の請求はその翌月(2回目)にスタートします。
次の表がその流れと支払項目を示したものです。
支払 | 変更登録 | 1回目の支払 | 2回目の支払 |
---|---|---|---|
キャッシング1回払い | ― | 元本+手数料 | ― |
キャッシングリボ | 早い段階に登録 | ・キャッシング1回払いの手数料 ・リボ払い1回目元金 ・キャッシングリボ払いの手数料 |
・リボ払い2回目元金 ・キャッシングリボ払いの手数料 |
締切間近に登録 | キャッシング1回払いの手数料 | ・リボ払い1回目元金 ・キャッシングリボ払いの手数料 |
登録するタイミングによって1回目の支払額が変わってきますので、覚えておくといいでしょう。
キャッシングリボには、使い方を間違えると返済に追われることになりかねない3つのリスクがあります。
リボ地獄に陥らないために、ここで押えておきましょう。
キャッシングリボには元金に応じて手数料(利息)が発生します。
1度の支払いにかかる手数料の計算方法は
手数料=リボ残高×手数料利率(目安15%)÷365(日)×30 or 31(日)
です。
リボ払いになると支払回数は複数回あるので、原則翌月一回払いのキャッシングに比べて金額、返済期間ともに負担が増します。
例えば、10万円をキャッシングした場合(利率15.0%)は翌月一回払いなので
返済合計額は10万1,232円、うち手数料は1,232円
になります。
10万円をキャッシングリボ(元金定額、年利15.0%)で返済する場合 支払回数10回、返済合計額は10万7,816円、うち利息は7,816円です。
キャッシングリボ払いの方が、6,584円負担額が多く、返済期間は9ヶ月長くなります。
キャッシングリボの支払も、ショッピングと同様にクレジットカードを使って引き落とされるので、ショッピングをしている感覚になりがちですが、キャッシングリボは利息が発生している、いわば借金です。
ATMで気軽に利用できるので、ついついキャッシングを繰り返してしまうと、利用残高が増えて、合計利息額も増します。
毎月一定額を支払っていると「定期的に返済しているから元金は返済している」と思い込んでしまいがちです。
ですが月々の支払額が少ないと、実際は、思ったほど残高を返済していない場合もあります。
残高を把握していないと、繰り返してキャッシングを利用して残高が膨らむ原因になりかねないので、注意が必要です。
【キャッシングリボで借金返済は危険!】
借金の返済のためにキャッシングリボをするのは避けましょう。 キャッシングリボ自体が、利息が発生する借金です。
また、生活に無理のない一定額を月々返済し続けることは、一見すると負担が少ないように感じるかもしれませんが、それは言い換えれば、返済額が少ないために元金の返済がなかなか終わらないということです。
返済の長期化というリスクもはらんでいますので、借金返済のためのキャッシングリボはおすすめできません。
もしキャッシングリボを含めたリボ払いの返済に困ったときは…
「リボ払いの返済が終わらない!? 完済のために知っておくべき3つのこと」で対処法について解説しています。
リボ払い、キャッシング、キャッシングリボには、それぞれのメリット・デメリットを押えて使うように注意が必要です。
キャッシングからリボ払いに変更することもできますので、あわててキャッシングしたものの、翌月一括払いができなさそうなときには、変更するといいでしょう。
借金返済のためのキャッシングリボはリスクが大きいです。
キャッシングリボにするときには、使い方を間違えないようにくれぐれも注意してください。
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2019.11.12 公開