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リボ払いと分割払いの違いリボ払いは利息で大きな借金に?

2025.03.17 更新

リボ払いと分割払い、その違いは?」 「どちらを利用すればいい?」 どちらもクレジットカードの支払い方法ですが、利息や返済回数によってはリボ払いのほうが多額の借金につながりやすいといえます。 インターネットショッピングをしていると、分割払いよりもリボ払いのほうが便利に感じることがあるかもしれません。 しかし、その仕組みやリスクについては「あまりよく知らない」という方も少なくないでしょう。 こちらの記事では、分割払いとリボ払いの違いや仕組み、リボ払いで作ってしまった借金の対処法についてお伝えします。

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リボ払いと分割払いの仕組みの違い

クレジットカードの支払いの際に利用されるリボ払いと分割払いには、どのような違いがあるのでしょうか?

リボ払いと分割払いの返済額の違い

リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカードの利用金額や件数にかかわらず毎月一定額を支払っていく返済方法です。

そのため、商品をどれだけ買っても月々の支払額は一定で、支払いを管理しやすいという特徴があります。

一方で、分割払いは「●回払い」という形で支払い回数を指定し、商品の価格を分割して支払っていく返済方法です。1回(ひと月)あたりの手数料は、利用金額や支払い回数によって異なります。

クレジットカード会社によりますが、分割払いの場合、2回の分割払いならリボ払いと違って利息が発生しないケースが多くあります。

ただし、3回目以降になると分割払いでも手数料が発生するところが一般的です。詳細については、利用しているクレジットカードの公式サイトを確認してください。

リボ払いと分割払いの返済期間の違い

リボ払いは返済のたびにかかる利息を長い期間にわたって支払うため、返済額が莫大になるケースも多く、「なかなか返済が終わらない」状況に陥るリスクがあります。

つまり、クレジットカードを使えば使うほど借金額はどんどん膨らみ、返済期間が延びていきます。

一方、分割払いの場合は何回払いで支払いを済ませるかで返済期間が異なります。例えば2回の分割払いにすると、2ヶ月で支払いを終えることになります。リボ払いのように、借金額によって返済期間が延びることはありません。

リボ払いと分割払いのメリット・デメリット

リボ払いと分割払いでは、メリットやデメリットにどのような違いがあるのでしょうか。それぞれを比較していきます。

リボ払いのメリット リボ払いのデメリット
・毎月の返済額を一定にできる
・手元にお金がなくても、商品を購入できる
・手元にお金がなくても、商品を購入できる
・返済時の手数料が高く設定されている
・毎月の返済額が一定なので、
お金を使っているという感覚を得づらい
・返済額が低いと、元金が減らない
分割払いのメリット 分割払いのデメリット
・月々の支払いが少額で完済しやすい
・支払い回数を自分で指定できる
・2回払いなら分割手数料が不要なカードも多い
・ショッピング割賦払い利用枠によって上限が決まっている
・3回払いになると分割手数料が発生する
・手数料の計算が少し面倒

リボ払いは多額の買い物をしても、月々の返済額が一定という点では便利です。
しかし一方で返済額が低いと手数料(利息)の返済に追われなかなか元金が減らず、返済期間が長引きます

一方、分割払いなら月々の支払い回数を指定できますが、ショッピング割賦払い利用枠によって利用可能な上限が決まっており、カード会社によって分割手数料が異なることもあって計算が難しいです。

【ケース別】リボ払いと分割払いの賢い使い分け方

リボ払いと分割払いは、どのように使い分ければ良いのでしょうか。具体的なケースごとに、賢い使い分け方をご説明します。

リボ払いを使うケース

リボ払いは、生活必需品の購入などで「これを買っておかなければ生活できない」という時などに、利用すると良いでしょう。

将来的に収入が増える予定があるなら、リボ払いにしておけば一時的に返済を先送りできます。

逆に、収入が増える予定がないにもかかわらずリボ払いによって返済を先送りにしても、利息によって返済額が増えるだけです。

リボ払いを賢く利用するなら、「副業の臨時収入が入る」「ボーナスの振り込みがある」など十分な返済計画を立てることができる場合に限りましょう

分割払いを使うケース

分割払いは、エアコンやテレビなどの出費が大きな買い物に際して、「一時的にお金が必要だけどすぐには現金を用意できない」という場合に利用するのが得策です。

分割払いなら高額商品でも支払い回数を指定できるため、現時点で現金が不足しても間に合わせることができます。

何が怖い?リボ払いで陥りがちな2つの落とし穴

リボ払いは分割払いよりも返済時の手数料が高い点から、リスクが高いといっていいでしょう。次に、リボ払いで陥りがちな落とし穴についてご説明します。

返済計画に関係なくリボ払いを選んでしまう

リボ払いで多額の借金を抱えてしまう方は、「現金が足りないからリボ払いで支払ってしまう」というケースが多いです。

リボ払いを利用すれば、現金の不足や将来的な返済計画に関係なく支払えるため非常に便利ですよね。
しかし、リボ払いの利用金額が増えれば増えるほど返済期間が先延ばしになり、手数料の負担が増えていきます。

月々の返済額についてこまめに把握しておかないと、借金地獄に陥るリスクが高まります。
もしリボ払いを頻繁に利用しているのなら、今すぐクレジットカードの明細でどれくらい利用しているのかをチェックしておきましょう。

いくらでも買い物ができると勘違いをする

リボ払いを利用すると、「いくらでも買い物ができる」と勘違いしてしまいがちです。なぜなら、手元に現金がなくてもクレジットカードを使えば決済できるからです。

そして、リボ払いの性質上、毎月いくら利用しても返済額が増えないため、たくさんお金を使っているという感覚を得づらいです

毎月の返済額が少ないと、たくさんの買い物をしていても「それほど買い物をしていないのでは?」と思ってしまいがち。

その結果、借金を重ねて自力では返済できない状態になって初めて恐ろしさに気づくのです。

リボ払いのお金を返せなくなった場合の対処法

借金がかさんでも自覚しづらく、おまけに金利が高いリボ払いは、分割払いに比べて非常にリスクが大きな支払い方法だと覚えておかなければなりません。

リボ払いによってできた借金がどうしても返済できない場合には、「任意整理」という手段を使うことで返済負担を軽くできる可能性があります。

自己破産も任意整理と同じく債務整理の一種ですが、裁判所が介入するためリスクが大きくなります。

任意整理は自己破産と異なり裁判所を介さず、借り入れ先であるカード会社や銀行、ローンの会社との直接交渉によって借金問題を解決していくため、周囲に気づかれにくく、失うものも少ないのがメリットです。

「信用情報機関に事故情報が記録されてしまう」という点は自己破産と同じですが、任意整理を利用すれば将来にわたって発生する利息(手数料)をカットし、返済総額を減らせるかもしれません。

借金の整理によって返済計画が明確になれば、「いつまで支払いが続くのか」もはっきりするため心に余裕も生まれるでしょう。

まとめ

リボ払いによって借金を返せない状況に陥っても、任意整理によって解決できる可能性もあります。

任意整理は自分で行うこともできますが、弁護士や司法書士などの専門家に依頼したほうが債権者との交渉をスムーズに進めてもらえます。

法律の知識がない状態で交渉しても、債権者がまともに応じてくれなかったり、任意整理の条件が不利になったりする場合があります。

そのような問題を回避するためにも、任意整理について借金問題の解決経験が豊富な専門家に相談すれば、有益なアドバイスをもらうことができるでしょう。

リボ払いの支払いについて悩んでいる方は大勢います。どうしていいかわからない方は、1人で悩まず専門家を頼ってみることも検討しましょう。

2017.11.23 公開

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