借金は決して珍しいものではなく、借金に悩む方が債務整理などで相談する弁護士や司法書士の中にも借金を抱えている人は多くいます。
100万円の債務整理の案件を処理している弁護士や司法書士が1,000万円の借金を抱えている例は珍しくありません。
著名人の中にも億単位の借金を返済し終えた方がいますので、借金返済は無理だと諦めないでください。
ここでは借金を返済する手段をまとめましたので、自分に合った借金返済方法を模索しましょう。
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2022.02.03 更新
借金は決して珍しいものではなく、借金に悩む方が債務整理などで相談する弁護士や司法書士の中にも借金を抱えている人は多くいます。
100万円の債務整理の案件を処理している弁護士や司法書士が1,000万円の借金を抱えている例は珍しくありません。
著名人の中にも億単位の借金を返済し終えた方がいますので、借金返済は無理だと諦めないでください。
ここでは借金を返済する手段をまとめましたので、自分に合った借金返済方法を模索しましょう。
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目次
現在数百万円の借金に悩んでいる方の中にも、給料日までのつなぎとして数万円を借りたことがはじまりだった方は少なくありません。
貸金業者は「元金を減らさずいかに利息で儲けるか」という営業方針の下で動いていますので、同情しているような振りをして、さまざまな誘い文句を口にします。
このため、最初は数万円の借金のつもりだった場合でも、融資可能な金額が増え、まるで自分のお金を使うようにATMを利用して借金を繰り返していく中で、いつのまにか予想以上の借金になっていることがあります。
そして、利息分だけでも支払おうと別の業者からお金を借りると、どんどん借金が膨れ上がる悪循環に陥ります。
「借りたものは何が何でも返さなければならない」と考える責任感が強くまじめな人ほど、多重債務を抱える危険性を秘めています。
返したいと思い、別の業者から借金をしたにもかかわらずいつのまにか手に負えないほどの借金になっていると、「返したいのに返せない」という気持ちが大きなプレッシャーとなってしまう可能性もあります。
「返したい」と願うならば、新たに借入れをするのではなく、計画的な借金返済計画を立てましょう。
借金を取立てられてから都度返済するよりも、計画的に返済したほうが無駄はなくなり、支払総額も少なくて済みます。
ポイントは、
の3つです。
利息は返済期間が長くなればなるだけ支払額が増えていきますので、余裕のあるお金を繰上返済にあて、返済期間を短縮しましょう。
このとき、それぞれの借金の金利を確認して、高金利の借金から返済していきます。一つの借金を完済し終えたら安心して気を抜くのではなく、その返済にあてていたお金を別の借金の返済に回しましょう。
返済期間を短くすることが重要なポイントになります。
過払い金請求とは、その名のとおり、本来支払う必要がないにもかかわらず支払ったお金の取戻しを請求することです。
過払い金が生じているかどうかは、「グレーゾーン金利」で借りていたお金について利息制限法に基づいて引き直し計算をしてみるとわかります。
インターネット上には過払い金があるかどうかを調べる無料ツールがあります。また、より正確に知りたい場合には、弁護士・司法書士事務所に相談すると、無料で教えてくれるところもあります。
返済途中でも過払い金の返還請求はでき、これは債務整理の一種である「任意整理」と呼ばれます。
ただし、完済した借金に対する過払い金返還請求ではブラックリストに載らないのに対し、返済途中で過払い返還請求をするとブラックリストに載るので、新たなローンを組むことはできなくなります。
過払い金返還請求をしても借金が残った場合には、残りの元本を分割払いで返済していきます。
複数の業者からお金を借りていると、金利や返済期日がバラバラで、いちいち覚えていられないかもしれません。しかし、借金総額を把握しなければ、ゴールが見えずにマラソンを走り続けるようなもので、返済も辛いし、借金があとどれくらい残っているのかなどもわかりません。
そこで、一つの業者でおまとめローンを組んで、それ以外の業者の借金を完済するという手段があります。毎月一回返済すれば済むため、無理のない返済計画を立てやすくなります。また、低金利のおまとめローンを利用すれば、通常は利息総額が下がるので、負担は減るでしょう。
ただし、借金総額が数百万である場合や過去に延滞記録がある場合には、おまとめローンの審査を通過することが難しくなるので注意が必要です。
債務整理とは合法的に借金を減額する方法です。具体的には、主に任意整理、個人再生、自己破産の3つがあります。
どの方法であっても債務整理を行うと信用情報機関に登録され、事故情報として5年から10年間保管されますので、注意が必要です。
著名人の中には桁外れな借金をしたことのある人がいます。
たとえば、「星影のワルツ」「北国の春」などで有名な演歌歌手の千昌夫さんは、不動産業で失敗し、2,853億円もの借金を背負ったといわれています。
借入先の金融機関が倒産したこと、民事再生法が適用されたことで、借金は1億5,000万円まで減少し、6年間で返済を終えたそうです。
また、「雨やどり」「関白宣言」などで有名なシンガーソングライターであるさだまさしさんは、彼の父親の夢であった映画「長江」を制作するため、35億円もの借金をしたそうです。その完済には30年間かかり、その当時前人未到だった4,000回のソロ公演はこの借金を返済するために成し遂げられたといわれています。
それから、「永ちゃん」「ボス」の愛称で親しまれている、ロック・アーティストの矢沢永吉さんもまた35億円もの借金を背負った著名人の一人です。オーストラリアで巨額横領事件に巻き込まれた彼は、事件を知ったとき「あーオレの人生終わった。全て終わった」と思ったそうですが、マスコミに面白おかしく書かれたくなくて、ライブ活動、CM、映画などに精力的に取り組み、6年で完済したといわれています。
借金を完済したならば、今度は借金ではなく貯金を作るようにしましょう。借金の完済に向けて頑張ってきたならば、収支状況をきちんと把握できているでしょうから、特に考えることなく借金をしていた時期よりも貯金はしやすくなっているはずです。
ようやく借金の不安から解放されて、これまで我慢してきたことにお金を使いたいと思うかもしれません。しかし、返済にあてていた金額をすべて浪費してしまうのではなく、借金で苦しんだ頃に戻ってしまわないように、そのうちのいくらかを貯金に回すようにしましょう。
借金を完済するために債務整理を用いたなら、お金を貸してもらえない可能性が高いので、それまで以上に貯金が重要となります。意志が弱いという方は、「従来の返済日に、返済額の半額を貯金に回す」など一定のルールを決め、習慣化を目指しましょう。
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2017.12.03 公開