メリット
- 原則、将来利息(リボの場合は手数料)がカットされる可能性がある
- 完済までの返済プランが立てられる
- 弁護士や司法書士に依頼すると電話や書類による催促がストップする
デメリット
- 完済後5年程度、クレジットカードを作れない
- 完済後5年程度、住宅ローンが組めない
- ショッピング枠の借金で過払い金は発生しない
24時間365日 全国対応 無料
2021.08.14 更新
メリット
デメリット
借金減額診断とは?
3つの質問に答えて無料でいくら減額できるか診断できるツールです。
メリットの一つ目としてあげられるのが、「任意整理をするとクレジットカードの手数料(将来利息)がカットされる場合もある」ことです。
任意整理は、借金を整理する方法である「債務整理」の一種です。
債務整理には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4種類がありますが、任意整理はこの中でも手軽に利用しやすい手続きです。
任意整理とは、借入先の債権者と直接交渉をして、借金の返済金額や返済方法を決め直す方法です。交渉次第では借金の減額や、手数料(将来利息)をカットしてもらったり、返済期間の延長などができる場合もあります。
リボ払いの元本自体の減額がなくても、任意整理をすると利息の支払いがカットできる可能性があります。
消費者金融など金融機関からお金を借りると必ず利息が発生します。クレジットカードのキャッシングやショッピングの場合には、年率10%以上の手数料を支払うことが普通です。
ところが任意整理をすると、将来利息がカットされることがあります。
2つ目のメリットは「リボ払いの完済の目途が立つ」ことです。
リボ払いの借金を任意整理すると、月々の返済金額を減らせる可能性があります。
任意整理後の返済期間はだいたい3年~5年程度に設定することが多いようです。
また、3つ目のメリットとして、弁護士や司法書士へ依頼して任意整理をすると督促をストップできます。
先にお伝えしたとおり、リボ払いを任意整理する一番のメリットは将来利息がカットできることです。そのため、手続き後は元本(リボ払いの残高)のみを返済していくことになります。
逆に、債務整理をすることによるデメリットは以下の3つが挙げられます。
任意整理をすると、信用情報機関が保管している個人信用情報に事故情報が記録されてしまいます。いわゆるブラックリスト状態です。
消費者金融やクレジットカード会社が審査をする際には個人信用情報を参照するので、このときに事故情報が記録されていると、審査に通りません。
よって、任意整理をして個人信用情報に事故情報が記録されていると、ローンやクレジットカードの利用ができなくなってしまうのです。
しかし、リボ払いの返済を滞納した時点でブラックリスト状態になってしまいます。
したがって、任意整理をした場合も、滞納を続けている場合でも同様にブラックリスト状態といえるのです。
リボ払いの場合には、利息制限法の引き直し計算をしても借金の元本そのものを減額することは困難です。
利息制限法による引き直し計算によって借金を減額できるのは、利息制限法を超える利息を支払っていたケースのみです。
この点、リボ払いの場合には、利息制限法を超える利率となっていることは通常ないといえそうです。
よって、リボ払いの場合には引き直し計算をしても残高は変わらず、今の借金残高がそのまま残ると考える必要があります。
そのため、ショッピング残高のあるクレジットカードを債務整理した場合、キャッシング債務が過払いとなって返還されても、ショッピング債務が残金として残るということが起こります。
この場合には、キャッシングの過払い分とショッピングの借金残金を相殺することになります。
任意整理や自己破産などの債務整理をした後、クレジットカードの審査が通るか不安な人も多いと思います。
以下では、債務整理後でもクレジットカードを作れるのかについて説明します。
前述のように、リボ払いの借金を債務整理した場合、数年間は新規クレジットカードの審査に通らなくなります。
クレジットカード会社の多くは信用情報期間のCICやJICCに加盟していて、カード発行の際に信用情報をチェックします。
債務整理をするとその個人信用情報に事故情報が記録されてしまうので、審査の際に債務整理の事実が判明して審査に通過できなくなります。
そのため、任意整理を含む債務整理の手続き後は、数年間はクレジットカード作成はできません。
もちろん、結婚して名字や住所が変わってもブラックリスト状態が解消されるわけではなく、クレジットカードやローンの審査には通るのは難しいでしょう。
しかし、任意整理の場合、原則として事故情報は5年程度で消去されるので、任意整理の5年程度が経過したら、再度クレジットカードの審査に通るようになります。
また、本契約者が家族で、自分が家族カードを使っている場合と、家族が契約者でそのカード自身を使わせてもらっている場合には、債務整理の手続き中に家族名義のクレジットカードを利用することはできます。
この場合、契約者が家族なので、信用状態が問題になるのは家族です。よって、自分がブラックリスト状態かどうかは問われません。債務整理後も、変わらず利用を続けることができます。
リボ払いで支払いをすると、借金が増えている感覚がないので、ついつい利用しすぎてしまいがちです。ショッピングで利用していただけなのに、いつの間にか到底支払いができないほど多額の残高になってしまうことがあります。
クレジットカードのキャッシング枠の金利は最大で年18%程度、ショッピング枠では年15%程度となっています。100万円キャッシングした場合、年18万円という高い利息となります。
この利息を払っても元本が減るわけではないので、いつまでたっても借金はなくなりません。
また、リボ払いをすると、毎月の返済額が変わらないため総額がわかりづらく、支払期間が長くなりがちです。
しかし、支払い期間が長くなると、その分だけ支払う金利・手数料が増えていきます。完済する頃には莫大な手数料を支払っていたということも多いです。
このように、一見便利なリボ払いにもデメリットや落とし穴があるので、利用の際には充分注意が必要です。
リボ払いの仕組みについてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
近年はクレジットカードが自動的にリボ払い可能になっていたり、知らないうちにリボ払いを利用している方も増えています。リボ払いによって膨れ上がってしまった借金も債務整理は可能です。
任意整理のメリット
任意整理のデメリット
任意整理についての詳しい説明は本サイトの「任意整理とは」でご覧ください。
借金減額診断とは?
3つの質問に答えて無料でいくら減額できるか診断できるツールです。
2017.11.23 公開