借金の支払いが苦しくなっている場合、任意整理は解決方法の一つになります。
しかし、任意整理後に起業するとしたら、法律上制限されたりすることはないのでしょうか。
そこで今回は、「任意整理するとその後の起業ができなくなるのか」や「任意整理後資金調達ができなくなってしまうのか」について法律の専門家である弁護士・司法書士に聞いてみましょう。
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2022.02.03 更新
借金の支払いが苦しくなっている場合、任意整理は解決方法の一つになります。
しかし、任意整理後に起業するとしたら、法律上制限されたりすることはないのでしょうか。
そこで今回は、「任意整理するとその後の起業ができなくなるのか」や「任意整理後資金調達ができなくなってしまうのか」について法律の専門家である弁護士・司法書士に聞いてみましょう。
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目次
先生、こんにちは。今日は、任意整理すると起業ができなくなるのかや、資金調達ができなくなるのかについて教えてください。そもそも任意整理したことによって、法律上起業ができなくなることはあるんですか?
こんにちは。わかりました。任意整理は借金した人と業者などが直接交渉をして借金の額や支払い方法について決め直す手続きですよね。
そうです。だとしたら、任意整理しても、特に資格や身分に影響はないっていうことですか?
そのとおりです。任意整理しても、特に法律上起業について制限がかかることはありませんよ。自由に起業ができます。
でも、任意整理すると資金調達が難しくなるんじゃないですか?
そうですね。任意整理すると、信用情報に事故情報が載るためその後、借り入れはとても難しくなりますよね。
はい、いわゆるブラックリストの状態ですよね。それだとやっぱり資金調達は難しいですよね。
そうですね。借り入れによって資金調達することは難しいでしょう。このことは自己破産した場合も同じ事ですよ。
そうですよね。自己破産でもブラックリストに載りますもんね。
じゃあ、任意整理した場合は、起業をあきらめるしかないってことなんですか?
いいえ、そうではありません。単に借り入れで資金調達ができないというだけの問題ですから、貯金などで自己資金を用意すれば起業はできますよね。
あっそうですね。それに、ブラックリストとは無関係な親兄弟や親戚などからお金を借りたり援助を受けることもできますね。
はい。また、資金のほとんど要らない業態の起業なら問題になりませんよね。
それに、ブラックリストは任意整理後一定期間が経過すれば消えますのでまたお金が借りられるようになりますよ。
そうですよね。そうなったらまた借り入れによっても資金調達できるようになりますね。
そのとおりです。任意整理後だいたい5年以上が経過すれば、ブラックリストから消されてまたお金が借りられるようになりますよ。
その場合は問題なく起業ができるってことですね。
そうです。このあたりの流れも、自己破産の場合もまったく同じですよ。自己破産でも、免責後7~10年くらいたてば借り入れでも資金調達できるようになる可能性があります。
なるほど。よくわかりました。でもこんな任意整理と起業の問題って、しろうとにはまったくわからないことですね。
そうですね。専門家に聞いてみないと正しい情報を得るのは難しいでしょう。
じゃあ、このようなことが気になっている場合も、一度弁護士や司法書士に相談に行くといいですね。
最近では無料相談などを実施している弁護士事務所や司法書士事務所もありますので、利用すると良いでしょう。
わかりました。ありがとうございました。
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2017.11.30 公開